3月になると暖かい日も増えて
ダウンジャケットが必要なくなってきますね。
お花見に出かけたり、
環境の変化で新しい出会いがあったりと
期待と不安が交差する季節かなって思います。
個人的に、専門学生時代にアルバイトをしていて
大学や専門学校の卒業と同時に
旅立っていく同僚たちを見送るのが
とても寂しかったのを覚えています。
そんな季節の変化に伴い
増えてくるのが「春の肌トラブル」ですね。
・ニキビ
・肌荒れ
・乾燥
・ピリピリするような敏感肌 など
同じような悩みを抱えている方って多いと思います。
僕も肌荒れ・ニキビにはずいぶん悩まされました。
でもなぜ春になると肌トラブルが増えるのか?
その原因について解説します!
最後には日本化粧品検定1級の私がオススメする
マスク刺激などで敏感になった肌を改善する
スキンケア製品のご案内もありますので
最後までお付き合いください!
「ゆらぎ肌」とは?

肌トラブルの解説の前に、
ゆらぎ肌とは何なのかを確認しましょう。
だって男性の皆さんは「ゆらぎ肌」なんて
聞いたことがないでしょう?
僕だって、はじめは知りませんでした!
でも大丈夫!すごく簡単です。
ゆらぎ肌とは、
一時的にお肌の状態が不安定になること。
そのままですが、さまざまな要因が重なって
一時的に肌荒れ、ニキビ、敏感肌、
乾燥などの肌トラブルを引き起こしたり、
化粧ノリが悪くなったりすることです。
今回の記事は「春」という季節限定にしていますが
実際にゆらぎ肌の説明を聞くと
季節に関係なく不安定な状態であれば
「ゆらぎ肌」と呼べるでしょう。
ゆらぎ肌をケアしないままにしていると
お肌のバリア機能が低下した状態が続くので
シミ・シワの原因となるかもしれません。
春の「ゆらぎ肌」の原因

今回、春のゆらぎ肌について書いているには
理由があります。
それは、1年のうち3月〜5月の春に
ゆらぎ肌が起きやすいからです。
この理由には「春」特有なものがあるので、
解説していこうと思います!
気温差と空気の乾燥
春のゆらぎ肌の原因のまず1つ目は、
気温差と空気の乾燥です。
昨日まで汗ばむくらいの天気だと思っていたら、
次の日には急にコートが必要なくらい寒くなったりする。
また、昼と夜の寒暖差も大きく、
その大きな気温の変化に肌がついていけず、
「ゆらぎ肌」を引き起こしてしまいます。
あと、「乾燥」といえば冬のイメージですが
春にやってくる高気圧は乾燥した空気を持っていて
冬よりも気温が上昇し、
空気中の水分が蒸発しやすくなるため
冬と同じくらい空気が乾燥しやすくなっています。
知らんかった〜。
紫外線の増加
2つ目は紫外線の急増ですよね。
3月って、何となくポカポカした日が増えて
紫外線は増えているだろうな〜とは感じているものの
そんなに気にしていないのが現状ではないでしょうか。
でも実は、思っているより急激に増えています。
紫外線対策を怠ると、
真皮層にダメージが届き、
お肌のハリや弾力のもとになる
コラーゲンなどを破壊したり
メラニンを増やしてシミの原因を作るので
もう最悪です!
肌老化の大半は「紫外線」が原因と言われていますし
しっかり守る必要があります。
環境の変化によるストレス
3つ目は環境の変化によるストレス。
冒頭にも述べましたが、春は環境が変わる季節です。
新しいクラスでの生活、部署の配置換え、
子供の入園・入学など、生活の変化がストレスの原因に。
もちろん人によってストレスを感じるものが違うので
上に挙げた例は参考です。
そのほか、気温・気候がストレスが
原因となることもあるかもしれません。
このストレスがホルモンや自律神経を乱れさせ、
ゆらぎ肌を引き起こすのです。
花粉による外部からの刺激

そして最後が、僕も苦しんだ
「花粉」による外部からの刺激です。
ご存知の通り、春には花粉の飛散量が増え、
花粉症の方は、くしゃみや目のかゆみなどの
アレルギー反応を起こすことがあります。
お肌の上でも同じことが起きていて、
アレルギー反応として
かゆみ、乾燥などの肌トラブルが起こります。
春のゆらぎ肌対策

春のゆらぎ肌対策として最も大切なのは、
何だと思いますか?
おそらく「保湿」って思った方がほとんどだと思います。
実際にGoogleで検索すると
大半の記事が「保湿」って書いています。
でも私は、保湿は根本改善にならないと思っています。
よくいう「保湿」とは
化粧水などでうるおいを与え、
肌表面にワセリンなどで油膜を張り
バリア機能を高めるという意味です。
しかしそれでは、
肌のターンオーバーが正常に行われず
角質層の肥厚などにつながる可能性があります。
では一体、どんな対策が
「ゆらぎ肌」の根本改善につながるのでしょうか?
洗顔料を変える
ご存知の通り、お肌は弱酸性に保たれていて
この弱酸性の状態が肌のバリア機能が高い状態です。
お肌のバリア機能とは「皮脂膜」のことをいい
【肌表面の常在菌+皮脂+汗】が混ぜ合わさってできる
天然のバリア機能を言います。
一般的に「うるおいベール」と呼ばれたりしています。
この皮脂膜は、弱酸性を保つことで
肌表面を守るバリアになりますが、
洗浄力の強いアルカリ性の洗顔料を使うと
皮脂膜が剥がされてしまいます。
つまり、外部刺激に弱いノーガード状態。
このノーガード状態である
皮脂膜が剥がれた状態を作らないために
弱酸性に保つ洗顔料に変える必要があります。
悪い油を使った保湿を行わない

次に大切なのが、悪い油を使わないこと。
これは見分けるのが難しいのですが
表記に「ミネラルオイル」などがあれば
避けた方が良いでしょう。
確かに、外部刺激を肌に通さないという意味では
ミネラルオイルは適しています。
なぜなら、皮膚表面に油膜を張ることで
皮脂膜の上にさらにバリアを重ねているからです。
しかしこれでは、お肌のターンオーバーや
水分調整なども行われず、
さらに毛穴に油分が詰まり、
紫外線などの影響により酸化し
ニキビや黒ずみの原因になります。
良かれと思ってやっていたクリームによる保湿が
実は「ゆらぎ肌」の原因に繋がっているのです。
春の肌トラブル【ゆらぎ肌】原因と対策まとめ

ここまでの内容をまとめると
・弱酸性の洗顔料を使うこと
・悪い油をお肌に塗らないこと
この2点を抑えつつ、
有効成分の含まれた基礎化粧品を使って
保湿してあげることがゆらぎ肌の対策になる。
ということです。
また、その原因は弱酸性の皮脂膜を
アルカリ性の洗顔料で剥がしてしまうこと。
そして悪い油で油膜を張ってしまうことでした。
実際には、保湿だけでなく、
バランスの取れた食事と充分な睡眠も
もちろん重要です。
さらに、紫外線A波はカーテンをすりぬけて
家まで入ってきてしまうため、
室内にいるときでもUVカットの化粧品などを使って
紫外線対策をする必要があります。
花粉症対策としては、
花粉が吸着しやすい油分が多いファンデーションを避け、
帰宅後はすぐにメイクオフしましょう。
「春」特有の原因によって引き起こされる
春のゆらぎ肌。
つい頑張りすぎてしまうことの多い季節だからこそ、
自分の身体としっかり向き合ってケアしてあげましょう!