はじめに
2025年1月12日(日)無事にセミナー終了しました。
今回のテーマは【子どものスポーツと健康を守るために~REDsの予防と対策~】
子どもの健康を守るのは私たち大人の使命です。
そんな熱い気持ちが少しでも伝わっていたら嬉しいなと振り返っております。
そして早速、セミナーの質疑応答のお時間にいただいたご質問に対し、すぐに返答ができなかった内容に対し、お答えしていきたいと思います。
お酒の影響で不足しやすい栄養素
お酒(アルコール)は、体内の栄養素の吸収や代謝に影響を与えるため、以下のような栄養素が不足しがちになります。
- ビタミンB1(チアミン)
- ビタミンB6(ピリドキシン)
- 葉酸(ビタミンB9)
- ビタミンA
- 亜鉛
- マグネシウム
ビタミンB1
アルコールの代謝に多く消費されるため、不足しやすい。
不足すると、疲労感、食欲不振、集中力の低下、場合によっては神経障害を引き起こすことがある。
▼含まれる食品
- 豚肉
- 玄米
- 大豆
- ナッツ類
ビタミンB6
アルコールの腎臓からの排出を促進するため不足しやすい。
不足すると、皮膚炎や免疫力低下の原因になることがあります。
▼含まれる食品
- 鶏肉
- バナナ
- ジャガイモ
葉酸
アルコールが葉酸の吸収を阻害し、排出を増加させます。
不足すると貧血や免疫低下、妊娠中の女性では胎児への影響が懸念されます。
▼含まれる食品
- ほうれん草
- ブロッコリー
- アスパラガス
ビタミンA
肝臓でビタミンAの代謝が阻害されるため、不足する可能性があります。
不足すると視力低下や肌の乾燥、免疫力低下を引き起こすことがあります。
▼含まれる食品
- にんじん
- かぼちゃ
- レバー
- 卵黄
亜鉛
アルコールによって亜鉛の吸収が妨げられることがあります。
不足すると、味覚異常や免疫機能の低下が見られる場合があります。
▼含まれる食品
- 牡蠣
- 牛肉
- 全粒穀物
マグネシウム
アルコールは尿を増やし、マグネシウムが体外に排出されやすくなります。
不足すると筋肉のけいれんや不整脈、疲労感が出ることがあります。
▼含まれる食品
- ナッツ
- 種子
- 豆類
- ほうれん草
お酒と栄養の注意点
アルコールが栄養素の吸収を妨げる
アルコールの代謝に栄養素が優先的に使われるため、食事で摂取した栄養素が体に十分行き渡らないことがあります。
栄養バランスの偏り
アルコール自体は高カロリー(1gあたり7kcal)ですが、栄養素がほとんど含まれていません。お酒の摂取が多いと食事の栄養バランスが崩れる可能性があります。
不足を補うために
食事の工夫
お酒を飲む際は、ビタミンB群やミネラルを含む食材を意識して取り入れる。
おつまみとして、納豆、ほうれん草のおひたし、チーズ、枝豆などを用意。
サプリメントの活用
必要に応じて、ビタミンB群やマルチビタミンのサプリメントを活用するのもおすすめです。
【まとめ】お酒を毎日飲む人が不足しがちになる栄養素
お酒は適量であればリラックス効果もありますが、過剰な飲酒は健康に悪影響を及ぼすことがあります。
むしろ僕は「毒」と考えて、お付き合いをするようになりました。
また、アルコールを摂取することで肝臓の機能が「解毒」に偏り、摂取した栄養素が解毒に使われてしまうことも考えられます。
その場合、せっかく運動やトレーニングをしたのに「筋合成」が行われず、成長の機会を失うことになります。
あなたの目的・目標を明確にして、お酒を飲むのであれば、それなりの対応を備えておく。
もし、健康な身体づくりが目標なのであれば、飲む回数を減らす、飲まないようにする、などの対応をしていく必要があります。
飲みたい人は飲めばいいんです。
その代わり、やるべきことを忘れなければ…!
ということで、最後まで読んでいただきありがとうございます。
また次回のブログでお会いしましょう!!
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